軽貨物配送ドライバーを検索で調べて見ると、ポジティブなことだけでなくネガティブなことも書かれているんだよなあ…
大前提に、楽な仕事は無いとはいうものの、どうせやるならやる前にどれだけのキツさか知っておきたいよな!
今回は、現役の軽貨物配送ドライバーの私がこの仕事のキツいところを嘘偽りなく紹介します。
軽貨物配送で“キツい”とされることあるある
突然なんやけど、軽貨物配送を続けていてキツいと思う瞬間あるあるを発表するで〜!
あんまり聞いたことのないあるあるだ…
同業者さんなら笑ってしまうほどのあるあるやで。
- 朝が早い 夜も遅い
- 自分の配車が決まっているところは絶対に穴を開けられない(休めない)
- 真冬の繁忙期(ブラックフライデー、クリスマス、お正月、バレンタイン)と北国特有の大雪が重なった時には絶望的な気持ちになる
- 普段だったら絶対にしない場所で路駐をしなくてはならない瞬間が多々あり、後続車に迷惑をかけまくっているという事実(メンタルにくる)
- 誤配(自分・仲間共)をしてしまった後のケアやフォロー
- ガソリンを入れる頻度が高くてちょっとめんどくさい
- トイレをする場所探しが大変
- トイレを我慢する瞬間が多くて大変
- 集荷先が大きな運送屋さんだった場合、どこになにがあるかわからずウロウロしていると大きな声で怒鳴られたりする
- 送配先で宗教の勧誘をされることがある
- かなり車を駆使する仕事なので、車のメンテナンスを怠るとすぐに調子が悪くなってしまうことがある(真夏にエアコン故障など)
- 重たい荷物(飲料物3個口など)を4Fまで運んだのにお客様が不在の時
- 時間指定を毎回しているのにも関わらず不在が続くお客様への配送の時
- 忙しすぎる瞬間(特に飲食店のピークタイム時)に出向いてしまった時
思いつく限り書いてみましたが、こんな感じです。大半は慣れるので大したことではありませんが、キツいあるあるで言えばこんなところです。
ま、こんな感じでかいてはみたものの、お金を稼げるやりがいには敵わんで!
どんな仕事にもキツさは付き物。きっと上のあるあるは、従事してみたら“わかる〜!”となるかもしれません…ぜひ一緒に頑張りましょう。
以下2023年3月29日追記
つい先日、こんな記事を発見しました。
事業用軽貨物車(黒ナンバー車)の保有台数も22年末現在で約31万台と10年間で約4割増えた。黒ナンバー車が原因となった事故は6年連続で前年を上回り、22年は5011件と16年比で37・1%増加。死者や重傷者が出た重大事故では403件に上り、過去10年で最も少なかった16年と比べると103%増となっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f8253fc8f2c24bcfc673c1261ee0b2b700fa735
昨年以降、各地で個人ドライバーが労働組合を結成しており、「大量の荷物に追われ、長時間運転にならざるを得ない」との声も上がっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f8253fc8f2c24bcfc673c1261ee0b2b700fa735
いちドライバーとして、また、ドライバー業務だけではなくドライバーを管理している私個人として、この問題はこの業界の内情を知っているからこそなんとも言えない部分があります。
綺麗事だけでは食べてはいけません。むしろ正社員だった頃でもサービス残業・サービス早出当たり前、それでも給料が相当安い時期(月手取り11万ほど)も経験して来たからこそお金のために無理して働くことももちろんあります。けどそれは自分が納得して働いています。ただし他人に強要は絶対にしません。
軽貨物配送をこれから始めようという人に伝えたいのは、委託先を間違えなければ大量の荷物に追われることはないということです。私のお取引先さんに悪徳業者はいません。狭い業界なので噂程度ではありますが、悪魔のような所業をする会社さんの悪い話は正直耳にすることもあります。
軽貨物配送ドライバーを始めたい皆さん、どうか入口を間違えないようにお気をつけください。また安易に委託先とお金の貸し借りをしたりしないようにしてください。それが身を守る方法かもしれません。
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