もぐら!
前回の教訓を踏まえて、インディードで色々調べてみたよ!
それはええことや!同じ“軽貨物配送ドライバー”の募集でも色々な仕事や会社さんがあって、似てるようで全然違うんや。
恥ずかしい話なんだけど…わからない内容も多くて…
“業務委託契約”っていう、聞いたことはあるけど
実際にはよくわかっていない内容があって…
“個人事業主”として働くなら、わからないことはそのままにしたらあかん!
わからないこと=恥ずかしいことやないからな。
業務委託契約とは?
読んで字の如く、“業務”を外部に“委託する”契約のことをいいます。
それはなんとなくわかるから…もうちょっとわかりやすくして欲しいんだけど…
そんなこと言われるかと思ったから、今回は移動販売形式のパン屋さんで例え話をするで〜!
業務を委託“する側”の解説からスタートや。
業務委託“する”例:移動販売形式のパン屋さん
今流行りのキッチンカー。パン屋を初めて大当たり。SNS(インスタグラムやツイッター)を利用してさらに販売促進をしたいけれど、あっちもこっちも移動して、パンを作って接客もして、正直そこにかける時間がない。SNSの登録の仕方もわからないし、更新するのも手間だしどうしよう…
そこでSNS運用のプロに業務を委託することに決めた。
それなりに報酬を支払わなければならないが、SNSをやりたいのに始める時間がない、やり方がわからないと悶々と悩む時間もなくなった上、プロに任せることでぐんぐんと売上も伸びた。
餅は餅屋というように、素人が時間をかけて他分野に挑戦し、試行錯誤するよりも結果的に安上がりだった。
業務委託契約をする上で大事なポイント
もぐら!!例え話、わかりやすかった!
わかりやすかったかもしれないけど、落とし穴も含めた話なんやで。
1.誰(どこ)に委託するか
上の話で言うと、『SNS運用のプロ』に業務委託したって言っていたね。
『SNS運用のプロ』を、パン屋さんはどうやって探した?
そもそもSNS運用のプロって、なにをもってプロって言うんや?
それに、『自称プロ』なだけで、本当は全くの素人かもしれん。
ここでは最終的にぐんぐん売上も伸びたからよかったけど、そんな落とし穴もあるんだね。
せや。人選と、人選に至るまでの経緯は重要視せなあかん。一歩間違えば、汗水垂らして働いた大事なお金を、なにもしないそのへんの人に渡し続けていることと同じ行為やからな。
2.委託することでどんなメリットが自身に訪れるか
パン屋さんがSNSの運用を業務委託したことで発生するメリットはなんやと思う?
・苦手な仕事をやらずに済んだ
・「やらなきゃ…」という気持ちから解放された
・ほっといたら売上が上がった
…こんな感じかな?
大正解や!けどな、まだまだあるんやで!!!
大きなメリットを発生させるためにも、人選・人選に至る経緯は大事にしましょう。
それでは次に、業務委託される側の説明をします。
業務委託“される”例:SNS運用のプロ
さきほどまではパン屋さん側の話をしましたが、今回は“SNS運用のプロ側”から話をします。
両親が経営する居酒屋のSNSを始めてみたらこれが大当たり。僕ってSNS運用の素質があるのでは?…求人サイトを見てみたらパン屋さんが“SNS運用できる人に業務を委託したい”というのを見つけてすぐ応募した。実績もあるし、頑張って結果を出せたらいいなぁ…
頑張った結果、パン屋さんの売上が大きく伸びた!さらにそのパン屋さんの紹介で、SNS運用に伸び悩んでいるからあげ屋さん・焼き芋やさんからも仕事がもらえた。
業務委託される側で大事なポイント
仕事が増えてよかったけど、『プロ』というよりかは『センスのある人』だったんだね…
せやな。プロというには実績が少なすぎるが、センスがあって成功したんやな。けどな、“肩書き”は誇張しない方が後々の自分のためやで。
1.嘘をつかない
今回のケースは極めて稀で、ほぼ素人なのにセンスだけで成功した例です。しかしこれはパン屋さん側に知識が少なすぎた結果、突っ込んだ内容の質問や実績なども聞かれなかったから突破できた、それだけです。仕事を欲しがるがために、自分を大きくみせて嘘をつく気持ちもわかりますが、必ずバレますのでやめましょう。
僕が業務委託を結ぶ相手は“未経験者OK”な軽貨物ドライバーだから、嘘をつく必要もないね!
2.最初からがめつく金、金、とならない
この自称プロ君は、ただ純粋に頑張った結果仕事が増えて報酬もアップした。業務委託契約を結ぶ段階でお金の話は出ていただろうが、それに『安すぎる』と言ったり、実際にパン屋さんの売上に貢献してきてからも『報酬を上げてくれ』なんて言わなかったんや。
ここは業務委託契約を結ぶ相手にもよりますが、パン屋さんから見て、最初から金…金…と言われたら嫌になりますよね。なんかこの人、金の話しかしないな…って。
お金の話は確かに大事や。けどな、何かにつけて金、金、となると相手も嫌な気持ちになるやろ。あんまりカネカネ言わないようにしような。これはどんな仕事でも一緒やで。
3.次につながるような仕事の仕方をする
この自称プロ君は純粋に結果を残したおかげでからあげ屋さん、焼き芋屋さんのお仕事ももらえたんだもんね!
せやな。からあげ屋さん、焼き芋屋さんのお仕事もうまくいっているみたいやで。そのうまくいった過程をインスタグラムにまとめていたら、そっちも人気が爆発して書籍化するんやって…
も、物凄いセンスの持ち主だったんだね………
この自称プロ君は、オンラインセミナーを行なったり、全国の講演会に回ったりとかなりの仕事の幅になりました。もう“自称プロ”ではなくなりましたね。それは次に仕事がつながるように、純粋に結果を残し邁進したからです。
しかし最初に『SNS運用のプロ』なんて肩書きを持たなければ、『SNS初心者でも月収●●万達成』とか言えたわけです。しかし、嘘がバレるためそれが使えない。歯痒いですね。だから嘘をつくのはやめておきましょう。思わぬところで、足を引っ張られる可能性があります。
本題:軽貨物ドライバーの業務委託契約って?
もぐらが説明してくれたおかげで、業務委託契約する側・される側のどっちの気持ちもわかったよ!軽貨物ドライバーでも同じことが言えるんだね。
せや。ベースは同じやねんけど、ちょっと詳しく解説するな。
荷主様からドライバーまでの関係性
荷主様には、お客さんから注文された商品を用意することはできる。けれどそれを全国に運ぶトラックがない。荷物を保管できる倉庫もない。そんな時トラック配送業務をお願い(=委託)するのが配送会社や。
ここからさらに業務を委託するんや。
あえて3社に分けて業務委託するんやけれど、それはどうしてかはわかるか?
ここでやっとあなたの出番や!
なるほど!僕がA社と業務委託契約をするということは、A社の一員として働くようなイメージなんだね!
荷主さん(元請)からあなた(下請)にまで至る距離が短ければ短いほど、報酬は高くなります。
まとめ
- 業務委託する側は、人選・人選に至るまでの経緯を大事にしよう。
- 業務委託される側は、最初は金にがめつくならずに単純に頑張ろう。
- 軽貨物ドライバーの業務委託契約は、荷主からの距離が近ければ近いほど報酬がいい。
いかがでしょうか。“業務委託契約”というものを、少しでも理解できたでしょうか。ここに書ききれなかった“業務委託手数料”などの話は追々していけたらと思います。
それでは、また〜!
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